薪ストーブの教科書|エイトノットストーブ

薪ストーブの歴史について

こんにちは。
今回は、薪ストーブの歴史についてお話させていただこうと思います。

みなさんは、どのように薪ストーブが誕生したかご存知ですか?

薪ストーブは14世紀後半にフランスで誕生したと言われています。
その後に、ヨーロッパ各地で徐々に製造されたそうです。

しかしこの時点では、暖房器具としてはまだまだマイナーなものでした。

薪ストーブが暖房器具として世に知れ渡るようになったのは、ベンジャミン・フランクリンという物理学者が鉄製の「箱型薪ストーブ」を開発してからだと言われています。

アメリカ合衆国の100ドル札に印刷されている、ベンジャミン・フランクリン

それでは、実際どのようにして薪ストーブが世に浸透していったのか、詳しく見ていきましょう。
※諸説ありますので、参考程度に見ていただけたら嬉しいです。

遠い大昔の祖先も火で暖をとっていた

私達の祖先である大昔の人たちも、火を使って暖をとっていました。

ただ、現在と違う点は、生活をしている空間が"家"ではなく"洞窟"ということ。
そのため、狭く密閉された空間で焚き火をすることで、大量の煙に悩まされるはめになったのです。

そんな悩みを抱えながら歴史が進み、「囲炉裏」が誕生します。

囲炉裏は、最も古い歴史を持つ暖房です。
竪穴住居(2世紀~3世紀)の時代から家の中に作られ、食べ物の調理や夜間の照明に使われていました。

ちなみに竪穴住居には煙突はありませんが、その形態自体が優れた煙突としての機能をもっていました。

竪穴住居 ここから煙が排出される

排煙を効率化した、暖炉が作られる

11世紀までのヨーロッパでは、囲炉裏と似た構造の炉(火を入れて燃え続けさせておく所)を家の中で使っていました。

家の中に炉を設けると、天井の高さが低いため、火災の心配がされていました。
その問題点を解決するために、不燃材で作られた石やレンガの壁際に煙の通り道(煙突)を作り、ヨーロッパで暖炉が普及したのです。

暖炉

ただ、暖炉は構造的に高いコストが必要だったり、暖炉の数や煙突の数に応じて税金がかけられるほどの高級品だったため、18~19世紀頃までは、一般的な家庭には普及しなかったそうです。

さらなる効率と安全性を兼ね備えた、「薪ストーブ」が誕生する

人はさらなる効率的な燃焼と、安全性を求めるようになります

18世紀後半に、冒頭でも紹介したベンジャミン・フランクリンという物理学者が、鉄製の箱型薪ストーブの「フランクリン・ストーブ」を開発します。
※ベンジャミン・フランクリンさんは、アメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者でもある、アメリカ独立に多大な貢献をした方です。

鉄製の箱の中に火を閉じ込めることにより、箱全面から輻射熱が発生し、暖房効率が飛躍的に向上しました
輻射熱について詳しくはこちら

フランクリンストーブ

出展:wikipedia

この開発はとても画期的なもので、人々の生活を大きく変えました。
とはいえ、当時のフランクリン・ストーブは値段が高く、上流階級である貴族向けのものでした。
しかし、ベンジャミン・フランクリンが、自分の開発した技術を活かしてほしいという願いから、特許申請をしなかったことにより、徐々に一般家庭にも広まるようになったそうです。

ちなみに日本で初めて制作された薪ストーブは、1856年(安政2年)の函館がはじまりと言われています。
イギリス船が北海道に入港する際に、寒さを凌ぐために使用していた薪ストーブを参考にしたそうです。

明治時代には、一般家庭でも薪ストーブが使用されるようになりました。
この時代では、ブリキ製の薪ストーブが主流だったようです。

現代の薪ストーブ

昔の薪ストーブは燃焼技術が発達しておらず、町が煙だらけになってしまい、問題となっていたようです。

そのため、環境庁が排煙に規制をかけるようになりました。
現在のアメリカEPAの排煙基準(煙突から出る煤の量)は一時間あたり、7グラム以下です。
※ 7グラム以下という数字は、二次燃焼システムを完備し、優れた燃焼効率を備えていなければ達成できない数字です。

燃焼技術が飛躍的に発展したことなどにより、現代の薪ストーブでは燃焼中に煙が見えることは、ほとんどありません。
もちろん、エイトノットストーブもこの基準を満たしています。

また、エイトノットストーブでは、火窓に曇りができることもほとんどありません
薪ストーブ内でエアーカーテンという空気の流れができており、火窓からいつでも綺麗な火を見ていただける仕組みになっています。

この機能は、後発メーカーとして産声を上げたエイトノットが、クリアしたかったポイントでもあります。

こういった技術の特色があるのも、現代の薪ストーブならではです。
薪ストーブにもさまざまな歴史があり、技術が磨かれ、より良いものに進化していったのですね。

これからも精進していきたいと思います。

エイトノットストーブ

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