薪がパチパチとはぜる心地良い音を耳にしながら、美しく燃える火の揺らぎを目にして癒される。
そして、陽だまりのような暖かさが身体を芯から温めてくれ、快適な冬を楽しむことができる「薪ストーブ」。
現代には、エアコンや石油ストーブなど、ボタンひとつで手軽に暖を取れる便利な家電商品が多くあります。
にもかかわらず、手間のかかる薪ストーブを愛用する方がたくさんいます。
朝早く起きて薪を焚き付け、部屋の温度が下がれば薪を運びくべる。
そして、灰の片付けや煙突掃除をし、次の冬に向けて薪の準備をする。
正直、薪ストーブは手間がかかって面倒なだけだと思う方もいるでしょう。
しかし、薪ストーブには、他の暖房器具では代替が効かないほどの、「楽しみ」「癒やし」「満足感」があります。
薪ストーブの魅力
薪のはぜる音を聞き、柔らかな炎の揺らぎを目にしながら、料理を楽しんだり、ゆっくりとお酒を嗜んだりできる。
薪ストーブには、そんな魅力があります。
また、薪ストーブは太陽の熱に近い輻射熱(遠赤外線)を発して部屋を暖めるため、まるで日光浴をしているような心地良さとリラックス効果を得られます。
この暖かさは薪ストーブならではで、家から寒い外に出かけてもすぐに身体が冷えることがありません。
そして、火を目で見て癒されるというのも、薪ストーブの醍醐味のひとつです。
薪ストーブの火の揺らぎは「1/fゆらぎ」と呼ばれ、不規則性と規則性がバランスよく調和しているのが特徴です。
1/fゆらぎは火だけではなく、小鳥のさえずりや木漏れ日、雨音なども該当します。
私たち人間の心拍音も1/fゆらぎと言われており、生体リズムと同じ周波数を感じることで癒やし効果を受けられます。
ここまで紹介した魅力以外にも、薪ストーブには伝えきれないほどの楽しみや癒しが数多くあります。
続いて、薪ストーブの暖房性能や薪の焚き付け、カーボンニュートラルについてご紹介させていただきます。
薪ストーブ独自の暖房性能
薪ストーブを迎えると、まるでそこに太陽があるかのような、自然な暖かさを感じられます。
それは、先ほどお話した「輻射熱」というものが深く関係しています。
例えば、エアコンの場合は「暖かい空気を送る」という仕組みですが、薪ストーブは太陽に近い「輻射熱(遠赤外線)」を発しているため、暖かさの質に根本的な違いがあります。
では「輻射熱」や「遠赤外線」とは、どういったものなのでしょうか。
まずは、輻射熱について解説します。輻射熱とは、熱をもった物質が放つ赤外線が他の物体にぶつかったときに発生する熱のことを言います。
・・・と言われても、イメージしづらいですよね。
最も身近な例が「太陽」です。
太陽と聞くと、暖かいイメージがありますが、太陽は地球にそれほど近い位置にあるわけではありません。
また、太陽と地球の間が暖かいのかというと、そんなことはなく、宇宙はとても冷たい空間です。
では、地球はなぜ太陽の熱の恩恵を受けることができるのでしょうか。
それは、太陽から発せられる輻射熱が地球に届き、地表や物体に当たることで熱が発生しているからです。
薪ストーブに置き換えてみましょう。
薪ストーブの本体が火により暖められ、太陽のように輻射熱を部屋に届けてくれます。
すると、その輻射熱が壁や物に当たり、部屋全体を暖めてくれるということなんです。
次に、遠赤外線について解説します。
薪ストーブは、薪ストーブ本体から発せられる輻射熱だけでなく、火そのものから遠赤外線も発生します。
遠赤外線とは、電磁波の一種である赤外線の中の、波長が長い光線のことを言います。
波長についての詳細は省きますが、遠赤外線の波長は人の身体によい影響を与えるという特徴があります。
そんな遠赤外線には、「育成光線」と呼ばれる波長帯が含まれています。
この育成光線は、水分と最も共振・共鳴作用を起こしやすい波長と言われており、水分を多く含む物体の深部まで熱エネルギーを伝えることができます。
※共振・共鳴作用とは、振動する物体に外部から振動を与えたとき、振動数が一致してさらに振幅が大きくなる現象です。
人の身体の場合、薪ストーブの火室から放射される遠赤外線(育成光線)の熱エネルギーが、身体の細胞内部の水分子と共振・共鳴し吸収されます。
それらが血液(水分)に乗って身体全体まで効率よく伝わり、その結果、身体の芯まで温まり、その暖かさが持続するという効果が生まれます。
遠赤外線には「毛細血管拡張」や「血行促進」、「代謝促進」、「自律神経調整」などの作用もあり、温熱治療や医療介護分野、岩盤浴などの健康美容分野でも活用されてます。
薪ストーブは、薪ストーブ本体から発せられる輻射熱と、火そのものから発せられる遠赤外線によって、部屋も身体も暖めてくれます。
包み込むような心地良い暖かさは、まさに「陽だまりのような暖かさ」で、一度味わうとなかなか抜け出せません。
焚き付けをする楽しさ
薪ストーブの火室に用意した薪を組み、いざ火を入れる焚き付け。
着火をしたらすぐに薪がパチパチと音を立てはじめて、火が踊りだします。
「焚き付けは難しそう・・・」という声をお聞きすることもありますが、全く心配いりません。
薪ストーブの火室内は空気の流れがコントロールされているため、キャンプやバーベキューなど外の焚き付けとは違い、誰でも簡単にマッチ1本で焚き付けができるようになっています。
また、エイトノット薪ストーブは、エアーカーテンという独自の空気循環システムを搭載しています。
エアカーテンによって、薪を新たにくべる際に火室の扉を開いても煙が外に漏れず、窓ガラスに灰やススが付きにくくなっています。
火力調整はワンレバー操作のみで完結するので、温度調整も簡単です。
エイトノットの薪ストーブを使った実際の焚き付け方法は、以下の動画で解説しています。
焚き付けの仕方
カーボンニュートラルについて
薪ストーブの燃焼には「薪」を使用します。
薪を燃やすと二酸化炭素が排出されるため、温暖化作用があると思われる方もいるかもしれませんが、実は薪ストーブはエコ性能の高い暖房器具なんです。
「カーボンニュートラル」という言葉をご存知でしょうか。
カーボンニュートラルとは、「環境中の炭素循環量に対して中立となる」という意味を指します。
木(薪)は成長するために、「太陽」「空気」「水」「土」の恩恵を受けています。
たくさんの自然エネルギーを吸収し、蓄え、生命を繰り返して森を形成していきます。
薪を燃焼させると、当然のことながら二酸化炭素が排出されますが、もともと二酸化炭素は、木が成長をする過程で大気中から吸収をしたものです。
そのため、燃焼する際に二酸化炭素を排出したとしても、木が蓄えていた二酸化炭素を大気に排出し、別の木が光合成で二酸化炭素を吸収するという循環が成り立ちます。
自然界の中で二酸化炭素を循環させているということですね。
地球環境全体で見たときに、二酸化炭素の総量は変わらないので、薪を燃料とする薪ストーブはエコな暖房器具と言えます。
一方、石油などの化石燃料は、古代の植物や動物が変化をしたものです。
化石燃料を燃焼すると、数億年も前に吸収された二酸化炭素を、現在の大気に放出することになります。
古代の二酸化炭素を現代に排出するため、現在の大気中の二酸化炭素の循環から外れてしまい、結果的に二酸化炭素の増加に繋がるというわけなんです。
これらのことから、薪ストーブは自然界にとって優しい暖房と言われています。
さいごに
薪ストーブの魅力や暖房性能、薪の焚き付け、カーボンニュートラルについてご紹介させていただきました。
薪ストーブを家に迎えるにあたり、ご質問やご相談したいことがありましたら、下記の問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
厳しい冬の寒さもきっと楽しくなる。
そんな薪ストーブがある暮らしをみなさまにお届けできるよう、日々精進して参ります。
お問い合わせはこちら
些細なことから、ちょっとしたご相談まで。
薪ストーブについてお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
また、エイトノットストーブの資料請求も随時受け付けております。
無料にて発送させていただきますので、ご遠慮無くお問い合わせください。
メールでのお問い合わせにつきましては、原則的に3営業日以内にご返信させていただきます。
※迷惑メールフォルダ等への振り分けにご注意ください。
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